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​■賃貸保証会社

その1

入居者が何らかの事情により家賃が払えなくなったとき、入居者に代わって大家さんに家賃を立て替え払いするのが、賃貸保証会社です。親や親族などが保証人・連帯保証人の要件を満たさない、周囲の人に保証人を頼みにくい場合などに利用されることがあります。
賃貸保証会社を利用するかどうかは、基本的に大家さんや不動産会社が決めます。つまり、従来の連帯保証人の役割を賃貸保証会社が担うわけです。最近の賃貸物件では、賃貸保証会社の利用を義務付けているケースが一般的となってきました。

​保証会社と連帯保証人を両方必要とする契約もあります。

その2

賃貸保証会社を利用する賃貸借契約の場合、家賃に応じた保証料(保証委託料)を入居者が支払わなければなりません。家賃保証料は、初年度で賃料の0.5~1カ月分が最近の目安。2年目以降は、毎年1~2万円の保証料がかかります。
ただし、保証料(保証委託料)や支払う頻度は、賃貸保証会社によって異なります。入居者から家賃を回収できなくても、賃貸保証会社から支払いを受けられるため、大家さんにとってもメリットが大きいと言えます。保証会社が
​支払いをするから借りる人が家賃を払わなくていいという事ではありません。

その3

メリット
部屋を借りる際には、基本的に連帯保証人もしくは保証会社が必要です。しかし、親族でもなければ、滞納時に家賃を肩代わりする義務が発生する連帯保証人の役割を、引き受けてくれる人を探すのは難しいです。賃貸保証会社を利用するメリットは、保証料を支払い審査に通れば連帯保証人の代わりになってもらえることです。
※賃貸借契約によっては、連帯保証人と保証会社の両方が必要なケースもあります。

​デメリット

賃貸保証会社を利用する際の最大のデメリットは、入居者に保証料の支払いが生じ、金銭的負担がかかることです。賃貸物件を借りた時点で保証料を支払い、定期的に更新料も徴収されることになります。

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